平山郁夫 美を描き・美を救う

平山郁夫展 名鉄百貨展(名古屋駅
新年2回目の展示会は、平山郁夫展を見に行きました。
素描が多かったのですが、素描の横に、平山さんか書いた文章が添えてあって、そっちもしっかり読みました。
昭和5年生まれなので、15歳の時、広島の原爆を経験したこと、その時の空と飛行機の素描と文章がありました。
そして、自分の母親や故郷の事を描いた絵と文、原爆の事、美大受験の事、学生時代の事、新婚時代の事等等に関係した絵と文が20点ほどありました。
 

平山さんの考え方や生き方が分かったようで、、、、、
東京芸大に君臨している。大先生、この人の影響で(好き嫌いで)画家の評価が変わってくる。
なんて思っていた所もあります。
でも、若いころの苦労や色々な物の見方は、なんか自分の今までの偏見を覆したみたいな気がします。

たくさんマスコミに出たのも、「美を救う」気持ちが強かったと思います。
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 東京オリンピック聖火リレーのニュースから、
シルクロードを永遠のテーマで、何度も出かけていった事、
いろいろ画家の一面を知りました。
 

 絵の方は、素描も興味深く見ました。
大作は4・5点しかなかったのですが、「マルコポーロ東方見聞録」ははじめて見て、いいなと思いました。
そして、「天かける白い橋」等、瀬戸内海を描いた絵もよかったです。
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瀬戸内海にある。平山郁夫美術館が主催の展覧会なので、今度そこへ行きたいなとも思いました。

その後、栄の三越百貨店で、アートフェスティバルに行ってきました。岡田さんが花の絵を描いてちょっと新鮮、岩永さん、牧さん、の絵もありました。もちろん、平山画伯の絵も片岡珠子さん、絹谷さん、物故の大御所から、今の大御所、若手の作家の作品がそろってました。