時計まき たばこくゆらし 梅雨におる 半泥子

「時計もまき たばこくゆらし 梅雨におる」
石水博物館の2階 常設展に、半泥子の作品が展示してある中の軸にかいてありました。
お茶碗をつくる作者の絵の上に書かれた俳句です。
 
それを見ながら父を思い出しました。
そうだよな、私が子どもの頃、時計は柱時計でネジを巻くものでした。
そして、それは、父の仕事で、朝起きると父が脚立に乗って、時計のゼンマイを巻いていました。
そして、時計の遅れを7時の時報で合わせていたのも思い出します。
本当に、今では考えられない事ですね。
 
昭和です。
 
そんな、昭和1ケタ生まれの父は、60代で他界したのですが、ちょうど6月父の命日です。
「時計まき、たばこくゆらし 梅雨におる」
 
石水美術館は、下は蕭白の作品と万古焼・伊勢の作家の作品がありました。
上の半泥子の作品「半泥子の旅 スケッチと思い出の品」には、茶碗が展示してあり 特に「微笑」「天の川」がいいなと思いました。
他もいろいろ、半泥子の愛用品が置いてあり、昭和を感じました。