美術館めぐり 名都美術館~パラミタ美術館
長久手の石展の後、名都美術館へ行きました。
前回の「日本画に描かれた動物たち」と比べると
今回は、自分の所の作品の中からテーマ「青楓の頃」に合わせて選んでいるからそんなに期待していなかったのですけど、初夏らしい絵が集められ、なかなかいい展示会でした。
入ったところには 伊藤超髟耳の新緑の屏風は、緑が綺麗でした。
小さい絵が多かったのですが、中2階の小波や御舟・大観の軸や最後のロビーの田淵さんの絵、初夏をテーマにした絵が集められていて、こんな絵の見方もいいなと思いました。
本来の目的の、愛知芸大の若手の作品は一番上のフロアーにありました。
「はやぶさ」の会の方は、角島さん、岩永さん、の作品がよかった。
岡田眞治さんは、海外の風景で 暖かい感じの絵でした。
学生では、山川光里さんの「全然忘れてない」が心に残った。
絵の中の人物のまっすぐ向いた目、2時46分の時計の針、あの日のことは、忘れない。
そんな想いを絵にあらわした作品なのですが、見ている私たちも「忘れない あの日の事 3.11を」と思える作品でした。
他に、「行く道」早川実希の人物や携帯を観る人と宇宙?の「wonder.LANDSCAPE 」もいいなと思った。
干支にちなんだ器や陶器を作っている人という認識でしたが
いろいろなデザインの器や飾りを作ってみえました。
女性の顔の壁飾り、さかな、源氏物語をテーマにした人形。
円空の仏像のテーマなど
本当にいろいろな作品がありました。
陶器デザイナーから出発したので、作品もわかりやすくモダンな作品でした。
レセプションは、来賓の挨拶(市長さん2名)は長かったのに、主役の森さんは
「これを節目にして、また精進していく」の様なことを一言言われ、「もう終わり。」と思い。
それが、なんだか好感が持てました。
会場でも、参観者と談笑する穏やかなおじいさんが 森正さんで、この人が
こんな、新しい感覚の 作品を作っていくのだと思いました。
私的には、源氏物語がよかったです。
魚や猫の作品もよかった。
隣の展示室では、四大浮世絵師の歌麿・広重の作品が展示されていました。
そして次回は「熊谷守一」と知ってまたまた、楽しみになってきました。
時間があったので、パラミタの庭へも見ました。
パラミタの庭の写真
庭の花も雨上がり、綺麗に咲いていました。