週末は美術館めぐり

碧南市藤井達吉現代美術館  画人 富岡鉄斎展へ

午前中は名古屋吹上ホールでの盆栽展を見に行きました。
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立派な盆栽やたくさんありました。 いつもは水石の展示もあるのだけど、今回は1石だけでした。
 
奥の店には石もあって、何か掘り出し物があるかもと思って見ている主人を待ちながら、万年青(おもと)の展示がしてあったので興味深く見ました。
 
初めは「万年青」  なんて読むのだろう、、、
 
説明を読んでいくと 江戸時代からの 鑑賞の植物で 葉をいろいろ見たて楽しむ ちょっと水石に似ている趣味です。
 
そんな万年青が展示してあり、万年青が植わっている鉢がまた なかなかで見ごたえがありました。
 
おもと
おもと(万年青)は、めでたい植物、不老長寿の縁起のよい植物といわれています。慶長11年、徳川家康公が江戸城に入るとき、おもとを床の間に飾り入城したという古事が広く知られています。おもとの葉芸は茶道のわび・さびの境地に通じるもので、おもとの色彩と葉姿の中に自然の織り成す芸は千変万化で気品があります。
 
その後碧南へ
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藤井達吉美術館は、年末に「高村光太郎展」を見て、一ヶ月ぶり、あのときは最終日で遠くの駐車場に停めたぐらいの人出でした。今回も、けっこうたくさんの人が、、、、
 
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富岡鉄斎の絵が3つの時期に分けて展示してありました。
前期(30代~50代)月ヶ瀬図がよかった。「優れた景色を訪れる癖がまだ止まらない」と鉄斎が行った。月ヶ瀬梅園行きたいな。
 
中期(50歳~70歳)大きな屏風が「魚醤問答図」がよかった。
そして、後期(80代前後~晩年89歳)の絵が一番鉄斎らしい 自由で力強い絵が ポスターにもなっていた「福禄寿図」や「西王母図」があった。
 
作品は明治元年(33歳)のころの絵から大正(89歳)の絵まであって、鉄斎は70歳までは、いろいろな絵を学び、模写をしていた。そして80歳近くになり、自分らし自由な絵を書き始めたというのを知り、鉄斎という人がすごいと思った。 
若い頃、幕末を生きた鉄斎はどんなことを思ったのだろう。江戸~明治~大正を生きた鉄斎の事を思いながら、後期の力強くて自由な絵に浸りました。
 
展示替えがあるので、後期も行きたいなと思いました。