美術館めぐり 七尾~金沢

新潟の旅の3日目は、七尾の町からスタートです。
ホテルは信じられないような、ホテル、、、
でも、ホテルのおばさんは親切でいい人でした。
朝ごはんは、食祭市場で、好きなものを購入して食べました。
おさしみ・岩カキ・浜焼きのさば・いか、、、
これはよかった。 二人で2000円ぐらいで、リッチな食事ができました。
そして、美術館の開館に合わせて石川県七尾美術館へ
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長谷川等伯展をみました。
 
等伯は、国宝「松林寺図屏風」の作者です。
東京で見たとき、松と松の間にある余白の空気感がすごいと思いました。
今回、の松林寺屏風の下絵、写し等と言われている。月夜松林屏風が展示してありました。
 
メインの山水図襖は、近くで見ると落書き、、と思える筆の後が、離れてみると
山水画になって、桐紋の襖に、その模様を雪に例えて描いたという山水画
 
余白が多いのですが、それがいい。
この襖絵を描く時の逸話も面白く
等伯の無茶苦茶な人柄が分かる。
 
七尾市等伯の生まれた町なので、等伯の展示や等伯に関係するものが多いらしい
 
美術館も広い廊下でゆっくりと見ることができました。
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玄関にあった とうはくん 七尾の町がとうはくに親しみを持っているのがわかります。
おいしいものと素敵な美術館のある七尾市
初めて行ったのですが、もう1回来たいと思いました。
今度は和倉温泉に宿を取って、、、
 
等伯の逸話
等伯、京都で絵を描いていたころ
大きな仕事がしたい、、では、有名なお寺の襖に絵を描けばいい
大徳寺に、襖絵を描かせてほしいと言いに行く。
その頃そんなに有名でない等伯に、住職は絵を依頼する訳もなく
断る。
それでは、、、、
住職の留守に、勝手に襖に描いた
しかし、その絵を見た住職は、絵が良かったので 何も言わなかった。
 
松柏を見た後は、金沢まで移動
石川県立美術館へ行きました。
目当てはこれ
 
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孤高の画家 田村一村
この人は、ほとんど知らなかったのだけど、この展覧会を見ると、一村の人、生き方が分かり、絵を見ると圧倒された。特に、アダンの浜辺 不喰芋と蘇鉄は、原色の色を使っているけれど、日本画の繊細さがあり、、、
生活を切り詰めても、絵の具は最高の物を使い、最高の絵を描こうとしている。
生きているときには、なかなか評価されなかったけど、自分の信念は曲げず。描き続けた。
広い展示室で、ゆっくりと見ることができました。
 
もう一つ
ここの 古伊万里の展示がすごい!
伊万里の名品がずっと並んで展示してある。ここも楽しんでみることができました。
ゆっくり見れました。
ああー 良かった。
 
そしてもう一つ
野々村仁清の色絵雉香炉と色絵雌雉香炉が並んで展示してあった。
本物を見るのは初めてで、以外に大きい 色も綺麗で 説明も分かりやすく
ゆっくり 見ることができた。
国宝・重文の二つの作品
これが並んでいるのを見れたのも よかった
 
さすが加賀藩 文化の町
石川県立美術館 
9月からは、鴨居玲・須田国太郎をやるそうだ、これも行かなければと思っている。
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能登半島 いろいろ 楽しいものがありそう、、、 金沢の町も、、
今回は、町はあまり見ませんでした。今度は、ゆっくりまわりたい。